南天とは常緑で冬に赤い実を付ける中国原産の植物。中国では「南天燭」「南天竹」と呼ばれ、日本では略されてナンテンと呼ばれます。
実や葉は喘息や咳止めの薬として古来より用いられており、現代でもその成分は喉飴などで利用されています。
玄関前に南天の木が植えられているのを見たことがあるでしょう。
あれは「難を転ずる」の語呂合わせから縁起の良い木として、昔から玄関前などに植える俗信があるからなのです。
家紋としては縁起物として広まった江戸時代から登場したと言われています。
代表使用家
楠原・清家・南・松野